とくに、ネットで故人が何をしていたかを把握することは難しいと思われます。
最近、マスコミに、故人がネットでFX取引していたことを知らされていなかった遺族が巨額の負債を抱えたケースが取り上げられていました。
ネット上のデジタル遺品には、次のようなものがあげられます。
・ネットでの株やFXなどの取引口座
・ネット銀行の口座
・オークションサイトでの売買取引
・ブログや個人サイト
・会員サイトなど
なかには、残しておいても支障ないデジタル遺品もあるでしょう。
いずれにしても、遺族にとってはその存在を伝えられていなければわかりません。少なくとも、金銭に関わるデジタル遺品などは、家族がわかる方法で情報を残しておくのが大切と考えます。
昨今認識されつつあるエンディングノートの中で、残しておくのも一つの方法です。
エンディングノートとは
生前に自分の要望や意思などをエンディングノートとして書き残しておくことで、自分の判断能力が弱ってきた時やもしもの時に、家族がとり行う負担が軽減されるとともに、自分の希望や意思を伝えることができます。
留意事項
・内容が、自分の不利益になったり家族などへ迷惑をかけないように配慮する
・保管には慎重を要するが、その存在を信頼できる人に伝えておく
・エンディングノートに法的効力はない
エンディングノートで書き残しておく事項を列挙してみました。
※エンディングノートで伝える主な事項
また、様々な形式のエンディングノートが市販もされています。
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