2017年1月6日金曜日

この先の世代では

遅ればせながら、『倍返し』で話題となった小説シリーズを拝読しました。バブル世代の銀行員が活躍するエンタメモノで楽しませて頂きました。

内容はさておき、私的には、描かれた企業内の世代意識にも興味をいだきました。あの世代は、そうだよなと思い浮かべさせる場面では、妙に納得させられました。

私は新人類世代にあたり、バブル期直前に就職しています。直属の上司が団塊の世代、すぐ下の後輩がバブル世代、役付きなった頃にロスジェネ世代が入社してきました。

【出生年】【就職時期の経済状況など】
団塊の世代1947-1949高度成長期
新人類世代1950後半-1964高度成長期、オイルショック(1973,1979)
バブル世代1965-1969バブル期
ロスジェネ世代1970-1974就職氷河期(1993-2005)
団塊ジュニア1975-1984就職氷河期、第2期就職氷河期(2010-2013)
※wikipedia等を参考


団塊の世代には居酒屋で会社絡みの話をよく聞かされました。バブル世代は年が近いせいか遊びごとが多く、ロスジェネ世代からは少し距離をもたれていたと感じます。

年齢別人口数をみれば、団塊の世代とその子供のロスジェネ世代が頂点を形成しています。ロスジェネ世代は就職氷河期にあたりますが、人口数を考えると、もともと揉まれる世代ではと思われます。


しかし、ロスジェネ世代以後の人口数の落ちざまをみると、バブル崩壊後の経済停滞が大きく影響しているのだろうと再認識させられます。

人口数減少の歯止めはかかるのでしょうか?

総務省統計の『2-1人口の推移と将来人口』によると、平成107年(西暦2095年)の日本の人口は、約5,300万人と予測されています。

国、経済、社会保険...後の世代になるほど、重しが増していくように感じられます。

国や自治体の政策のみならず、個々人の意識やライフスタイルも、この現実を踏まえたものでなければと思う次第です。


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